2024年も残すところわずかとなりました。
今年は7月に25年ぶりにパレスチナ・ガザ地区で、生後11か月の乳児にポリオの発症が確認されました。
長期化する紛争によりポリオワクチン接種率が著しく低下したことに起因します。
また、アフガニスタン、パキスタン両国のポリオ罹患者数は6月までは8名でしたが、
12月には84名と激増しました(ポリオプラス通信より)。
このようにポリオ根絶まであと一歩だった時計の針は、残念ながら今年大きく逆戻りしました。
戦争や紛争により生命の危険に晒されるのは、まず子どもたちだということが、図らずも実証されました。
平和なくしてはポリオの根絶はあり得ない、という言葉を改めて噛みしめる年となりました。
ポリオの会は今年も定例会の開催、各学会や交流会でのブース展示、ミニ福祉機器展の実施、ポリオ啓発活動への参加と多忙な1年でした。
その時々で、関係するみなさまから温かな励ましとご指導をいただき、心より感謝申し上げます。
2025年はポリオの会が設立後30年を迎えます。これを機にますます活動の充実度を高めていく所存でおります。
今年1年みなさまから頂戴いたしましたご厚意に感謝申し上げるとともに、来る年のみなさまのご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
ポリオの会ホームページはこちらです